キヤノンマーケティングジャパンは業務用フルカラーラベルプリンターの新製品「LX−D5500」を7月から発売する。高発色の染料インクを搭載し、最大4.2インチ幅のラベル/タグをフルカラーで作成する。従来機種に比べて2倍のスピードと解像度を実現した。
フルカラーラベルプリンター「LX−D5500」
キヤノンファインテック製のインクジェット方式のカラーラベルプリンター。染料インク4色のインクジェット方式により、ラベルのフルカラー出力を実現。ライン印刷方式の採用により、約4.2インチまでのラベルを最速200mm/秒で出力する。一般的なインクジェットプリンターはプリントヘッドが左右に往復しながら印刷(シリアル方式)するが、ライン方式ではプリントヘッダの幅が広いためヘッドが固定され、用紙だけが動くので高速でプリントできる。
加工食品のパッケージや成分表示を高品位に出力
(食品表示ラベル)
解像度は従来機種に比べて2倍の1200dpiを実現し、省スペース型バーコードシンボルであるGS1データバーや極小文字の出力に対応する。また、オプションの専用ソフトウエア「LabelCreate SE」により、出力する用紙の種類に応じてより精度の高いバーコード印刷が可能。
無地のラベルにカラーで自由なデザインの出力ができるので、ラベルの事前印刷の工程が不要。ラベル作成の工程を大幅に削減することで、法令改正や取引先からの急なデザイン変更指示に迅速に対応できる。
消費者に知らせたい情報をフルカラーでアピール
(棚札・POP)
1枚からラベル発行ができるため、小ロット多品種のラベル発行に最適。必要に応じてラベルを発行できるので、廃棄ラベルを削減し、環境への負荷を低減する。
各色240mlの大容量インクタンクを採用し、大量のラベル/タグ出力業務でもインクタンクの交換頻度を減らせる。また、色ごとに交換できる独立型なので、無駄がない。