年頭所感 日本製パン製菓機械工業会 田中利幸理事長
海外にも製パン・製菓技術をアピール

     田中理事長

 製パン・製菓業界は消費者の節約・低価格志向に伴い、販売数量が伸び悩んだ。流通業界によるPB商品の低価格路線の強化で厳しい経営環境に立たされている。また、改正省エネ法、食品リサイクル法、容器包装リサイクル法や表示問題の対応に迫られている。
 当工業会はこれまで以上にユーザーと交流・協調しながら、新たな消費構造と生産技術力を的確に把握し、食文化の発展に一層の努力を重ねていく。
 本年は2011年モバックショウの準備に着手するが、昨年ドイツで開催されたイバ2009の会場で初の海外における開催記者発表会を挙行した。海外の関係者に日本の製パン・製菓機械技術をアピールできており、確かな手応えを感じている。