通信システムを利用し、稼働データを見える化

 豊田自動織機・トヨタL&F カンパニーは、フォークリフト向けテレマティクスサービス「TOYOTA T_Site」(稼働管理システム)を全国40 社のトヨタL&F 取扱店を通じて3月29日発売した。

   稼働管理システムのデータの流れ

 フォークリフトに搭載した各種センサーで稼働データを収集。通信システムを利用して利用者に走行時間や稼働率など様々な情報を提供する。データを見える化し、物流現場の安全管理や生産性向上、コスト低減につながる改善活動に活用できる。
 稼働管理システムの導入により、現場における車両やオペレーターごとの走行・荷役時間や稼働率、バッテリーの使用状況などの情報が、パソコンやタブレット端末で閲覧できる。
 この情報をトヨタL&F がこれまで培ってきた異常の見える化、ムダの見える化など物流現場の管理ノウハウをもとに分析・活用することで、車両の効率的な利用やオペレーターの最適配置が容易になり、物流コスト低減や現場改善につなげる。
 また、車両への衝撃回数やレベルを検知し通知する機能を備えており、フォークリフト作業の安全管理をサポートする。
 同社では「昨年10月に発売したコンパクト電動フォークリフト新型「GENEO-Ecore(ジェネオエコア)」への搭載(オプション設定)に限定して販売を開始するが、今後、搭載可能な車種を順次拡大していきたい」としている。