豊田自動織機が今年7月に発売した3.5〜8.0t積新型エンジンフォークリフト「GENEO」は、ドイツデザイン賞の特別賞を受賞した。同賞の受賞はフォークリフトで初めて。
GENEO
受賞した「GENEO」は新開発の電子制御クリーンエンジンの採用などにより世界トップクラスの低燃費・低排出ガスを実現、ディーゼル車ではDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)を使用せず、各国の排出ガス規制をクリアしている。
エルゴノミクス(人間工学)の発祥の地である欧州では、作業者の健康や安全、快適さ、疲れにくさなどに配慮したエルゴノミクスデザインが強く根付き、産業車両にも強く求められている。
受賞はエルゴノミクス視点での改善により、オペレーターのストレスを減らすことで、安全性や作業性を向上させた同商品のデザインが評価された。
ドイツデザイン賞は世界的に権威のあるデザイン賞のひとつで、審査員の推挙、あるいはすでに他の国際的デザイン賞を受賞した商品のみがノミネート条件となる。
その中から選別されるため、ノミネート自体が名誉とされている。2014年は世界各国から2250点がノミネートされ、その中からの特別賞受賞となった。