片山隆常務が新社長に

 寺岡精工は1月1日付で片山隆常務が代表取締役社長となった。寺岡和治代表取締役社長は代表取締役会長となった。

      片山新社長

 同社は昨年創立80周年を迎えた。今回の異動の趣旨について、「流通業界にレジ革命を起こすべく誕生したスピードセルフレジの導入店が昨年200店舗を超え、人手不足の解消に役立つ点が評価され、勢いづいた年となった」と説明。また、「ラベル台紙をなくしたライナーレスラベルも搭載機種の累計出荷数が8000台近くに達し、ラベル革命の拡大に手応えを感じた。この2つのプロジェクトが実を結び、80周年を祝うにふさわしい業績で締めることができ、14年末をもって寺岡和治は社長を退任することを決めた」と説明している。
 片山新社長は「新しい常識を創造する」という同社の哲学の体現者であり、自ら率先して行動するビジネスリーダー。食品工場ソリューション事業部長やフードインダストリーシステム事業部長などの要職を務めてきた。2004年からは同社の海外法人である、「DIGI Europe Ltd.(UK)」の社長を兼ねている。
 山本宏輔常務取締役は専務取締役となった。