環境配慮の新名古屋工場、稼働始める

 レンゴーの新名古屋工場(愛知県春日井市)が6日から営業を開始した。太陽光発電設備の導入をはじめ、同社段ボール工場初のラック式免震自動製品倉庫を導入した。
 エネルギー消費とCO2排出量のさらなる削減を図りながら、より少ない資源で、より付加価値の高い高品質な製品づくりをめざす「Less is more.」を体現するとともに、中部地区の同社グループの中核拠点工場となる。
 ラック式免震自動製品倉庫は最大パレット数が約4000パレット、スタッカクレーン5台、設置高さ約30m。日本最大級のラック式免震構造の自動倉庫物流システムによる自動化で、高効率化を図る。
 この他、電力貯蔵用大型リチウムイオン蓄電池の採用や、すべての照明をLED化(外光感応自動調光)、ガスボイラー導入によるCO2排出の削減、リフトはすべて排気ガスの出ないバッテリーリフトを採用するなど、環境に配慮している。