新設計店舗にスチームコンベクションオーブンやＬＥＤを導入

　日本ケンタッキー・フライド・チキンは、ケンタッキー・フライドチキン（ＫＦＣ）の次世代店舗第１号店「ＫＦＣ渋谷公園通り店」を９日オープンする。
　スチームコンベクションオーブンを導入し、『チキン新体験』をコンセプトにしたオリジナルメニューを提供する。店舗デザイン等も一新。看板にはＬＥＤを採用し、店舗内のＰＯＰもデジタル化してモニター表示するなど、従来にない店舗設計とした。今期中に３店舗、３年間で100店舗の出店をめざす計画を同社は今春公表している。

店舗外観

　渡辺正夫社長は「日本ＫＦＣは創業40周年を今年迎えた。次世代店舗は次の40年を育てるために何が必要かを具現化している」と４日の会見で語り、健康メニューの提供や環境配慮型の店舗作りを今後広げていく考えを示した。
　また、「ＫＦＣは世界中に約１万5000店舗あるが、その中でも渋谷の次世代店舗は第１号店となる」と語り、海外のＫＦＣが注目するメニューコンセプト、店舗設計を作り上げたと自負。今後の次世代店舗の国内展開について「大都市の繁華街を中心に図る」と説明した。

ブレイザー

　次世代店舗のオリジナルメニューとして、店内のスチームコンベクションオーブンで国産鶏モモ肉を調理した「オーブンローストチキン」、国産鶏フィレ１枚肉を店内で焼き上げ、新鮮野菜等と一緒にこだわりバンズでサンドした「ブレイザー」等をラインアップする。また、チキンと野菜がバランスよくとれるサンドやサラダメニューを複数用意。さらに、飲む冷たいデザート「Ｋｒｕｓｈｅｒｓ」をはじめ、カフェタイムに最適なデザートやドリンク等、様々な機会に利用できる商品を提供する。若い女性を中心にユーザーを広げる考え。
　渋谷公園通り店（直営）は面積299㎡、80席。午前７時から午後10時。

店舗内（１Ｆ）