東京2020大会に向けた物流・人流対策が高評価
キユーピーの藤田正美上席執行役員ロジスティク
ス本部長（左）と同推進統括部の岩田真一氏
キユーピーは東京都が推進する「スムーズビズ」の実践が評価され「スムーズビズ推進大賞」をこのほど受賞した。「スムーズビズ」は交通需要マネジメント（TDM）やテレワーク、時差Bizなど、東京2020大会の交通混雑緩和に向けた取り組みの総称で、東京都はこれらを一体的に推進することで快適な通勤環境の実現や企業の生産性の向上につなげ、新しい働き方のモデル構築をめざしている。
表彰の対象となったのはスムーズビズ推進期間（７月22日〜９月６日）中に試みた「物流面」と「人流面」の対策だが、今回の受賞は東京2020大会の期間だけでなく、将来的な物流効率化を見据えて配送計画の見直しを実施した点や、交通システムマネジメントの実施に合わせて渋滞を想定した物流テストを行ったことが高く評価された。
卸の協力で翌々日納品を実施
物流面では「無駄のない配送の構築」をめざし�〆�雑・規制の回避、�⇒癲稿�納品、�４憤廚文”淵譽垢鮨篆覆靴拭��，任篭茣屬砲茲辰毒蕊併�間を早めたり、遅らせたりすることで配送への影響を食い止めた。�△任浪靴龍�力を得たうえで、前々日までに発注をもらうことで配送車両の効率化を図った。��では出荷情報を事前に発送先へ送ることで、検品作業や荷受け業務の省力化とドライバーの負担軽減、車両の混雑緩和を図った。
人流面では東京2020大会に向けて準備委員会を設立し「各職場で問題なく事業が継続できること」をめざして、働く時間と場所に柔軟性を持たせた。対象となる従業員2200名のうちサテライトオフィス勤務が1563名、在宅勤務が582名、フレックス制が1415名、有給取得は312名となった。いずれも延べ人数。
大会期間中は鉄道や道路が非常に混雑することが予想されている。大会本番を見据えた働き方を試したことで「１人ひとりが最も効率的な働き方を考えるきっかけになった」（同社）という。