全自動調理の次世代型スチコンを拡販

次世代型スチーム・コンベクション・
オーブン「セルフクッキング・センター」

 ドイツ・ラショナル社の日本法人ラショナル・ジャパンは次世代型のスチーム・コンベクション・オーブン「セルフクッキング・センター」を04年から国内販売している。ホテル、飲食店、病院、老人ホームなどに加え、最近では製菓業界への導入もあり、09年の販売実績は前年比10%増という。

 ユーザーは肉、魚、副菜、ポテト、デザートなど9つのモードから食材を選択し、焼き色など仕上がりをセットするだけ。あとは食材が冷凍か常温か、さらに重量、サイズを感知し、最適な仕上がりになるよう微調整しながら全自動で調理する。温度や湿度、時間などの設定は不要。とんかつの場合はパン粉に少量の油をまぶすだけで、通常の油で揚げることなく調理できる。フライヤーを使う場合に比べ、調理中に現場を離れて別の作業をすることが可能になる。

パネルで食材、仕上がりを選択する

 現在、85カ国で販売しており、54言語に対応。ダイヤルを回すだけで画面に表示される言語が切り替わる。サイズが異なる6機種をラインナップしている。