コンビニの容器製造販売で訴訟

 アテナ工業は、リスパックで製造、販売している容器が同社の特許を侵害しているとして、東京地方裁判所に4月27日訴訟を提起した。
 訴訟内容はコンビニエンスストア用の容器に使用されているリスパック製カップの製造販売の差し止め、損害賠償の請求。
 同社によると、特許を取得した食品容器を大手メーカー向けに納品しており(特許取得2011年4月22日)、特許内容は容器の開封性の向上を低コストで実現したもの。
 リスパックで製造、販売している容器は、この特許の権利範囲に抵触するとして、昨年から警告書を発して侵害行為の停止を求めていた。
 しかし、リスパックは依然として権利侵害品の製造、販売を続行しているので正式な裁判によって解決するため、今回の提訴に踏み切った。