食品の「外観分析」に新バージョン

 電子嗅覚や味覚システムを手がけるアルファ・モス・ジャパンは、食品の外観を分析する「ビジュアルアナライザー IRIS」の新バージョン「VA400」を発売した。

  ビジュアルアナライザー IRIS

 食品の見た目は消費者の購買意欲を最初に左右する決定要因であり、鮮度の指標としても使われている。「IRIS」は食品などの複雑で、不均一なサンプル表面の見た目(外観)を数値化するシステム。サンプルをチャンバー内の高解像度カメラで撮影し、細分割されたサンプル表面の色や大きさのばらつきを、最先端のパターン認識ソフトウェアですばやく、高感度に解析する。人が目で見て感じるように、「色・形・大きさ」を数値化できる。
 新バージョン「VA400」は内蔵カメラのCMOSセンサーに変更した。測定チャンバー内の蛍光ランプはLEDに置き換え、より環境に配慮した設計とした。
 機能面では、再現性が向上し、キャリブレーションもより簡単になった。専用の測定・解析用ソフトウェアは最新バージョンの「AlphaSoft V14」を付属。AlphaSoftは電子嗅覚 ・味覚システムと共通のソフトウェアで、各分析データの統合を簡単に行うことができる。

食品の外観分析システムの全体イメージ