機能性表示食品のドレッシングを発売

 キユーピーは機能性表示食品のドレッシング3品を7月21日発売する。
 α−リノレン酸を多く含むアマニ油を製品中に27%配合し、血圧が高めの人向けに開発した「アマニ油入りごまドレッシング」、難消化性デキストリンを配合して脂肪や糖分の吸収を抑える「和風たまねぎドレッシング」、脂肪の吸収を抑え、おなかの調子を整える「レモンとアセロラドレッシング」の3品。

  機能性表示食品のドレッシング3品

 それぞれ1日の摂取目安量である大さじ1杯強20gで、「アマニ油入りごまドレッシング」はα−リノレン酸を2.6g、「和風たまねぎドレッシング」と「レモンとアセロラドレッシング」は難消化性デキストリンを5g摂取できる。
 α−リノレン酸は血圧が高めの日本人男女を対象に行った臨床試験で、α−リノレン酸を1日あたり2.6g摂取すると、血圧が低下するという、血圧が高めの人に適した機能がある。
 難消化性デキストリンは、でんぷんを加工した水溶性の食物繊維。おなかの調子を整える、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて食後の中性脂肪の上昇を穏やかにする、糖分の吸収を抑えて食後の血糖値の上昇を穏やかにするなどの機能がある。

野菜にかけても下に落ちない物性に

 機能性表示食品として発売するにあたり、摂取目安量の20gを1食で摂れるよう工夫している。「アマニ油入りごまドレッシング」と「和風たまねぎドレッシング」は乳化タイプ、「レモンとアセロラドレッシング」はジュレ状にして、野菜にかけた時によく絡む仕立てにした。この工夫により野菜の下に落ちて皿に残らないようにした。また、マヨネーズのように絞り出す軟質容器を採用し、使用量をコントロールしやすくしている。出し口が細く、線描きができるので、サラダにかけた時の見栄えが良いのも特徴。
 「アマニ油入りごまドレッシング」に使用するアマニ油は、大豆油や菜種油と比べて酸化しやすく、通常はドレッシングに使用することが難しいが、製造工程での酸化を極力抑えることで、製品中27%と通常より高い割合で使用できるようになった。

 3品とも210ml、税込398円。販売エリアは首都圏の1都7県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)。健康意識の高い人をターゲットに、健康機能をもつ素材を、サラダにかけるだけで手軽に摂取できる点を訴求する。