飲料プロテイン好調、京都工場のライン増設

         京都工場の外観

 明治はプロテイン飲料「ザバス MILK PROTEIN」シリーズが販売好調で今後も売上げ増が見込めるとして、京都工場(京都府京田辺市)のラインを増設する。ココア風味やバニラ風味などがあるスリムアセプティックブリック200mlシリーズの生産能力を約1.6倍に増強し、需要拡大に対応する。増設ラインは来年9月以降に順次稼働させる。投資額は約37億円。

 プロテイン市場はフィジカルトレーニングなど体を鍛える人たちが増えていることを背景に、右肩上がりで伸びている。明治の調べでは2019年の市場は500億円を突破する見込み。中でも手軽に摂取できる飲料タイプが急成長しており、明治の「ザバス MILK PROTEIN」シリーズは2019年度の売上げが130億円となる予想で、4年前の約18倍と大幅に伸びている。

 最近は女性向けのプロテイン市場も拡大しており、明治はスリムアセプティックブリック200mlシリーズから「ザバス for Woman MILK PROTEIN脂肪0ストロベリー風味」、「同 脂肪0+SOY ミルクティー風味」を新たに4月7日発売する。

 「ストロベリー風味」は運動する女性に必要なビタミンB群と鉄分を配合し、「ミルクティー風味」はたんぱく質からのエネルギー産生を助けるビタミンB6を配合している。小容量ながら、いずれもたんぱく質は12.5g摂取できる。