ユーグレナ社とJA全農飼料畜産中央研究所は微細藻類ユーグレナの飼料活用に向け、鶏や豚等の家畜に与える飼養試験の共同研究契約を4月締結した。
ユーグレナ社はユーグレナの油脂を利用したバイオジェット・ディーゼル燃料の製造に関する研究を進めている。
ユーグレナから油脂を抽出した残さである「脱脂ユーグレナ」は動物の生育に必要なたん白質を豊富に含み、飼料として活用できるとみられる。
共同研究では脱脂ユーグレナの飼料としての使用可能量や効果の検証を行い、脱脂ユーグレナを飼料として実用化することをめざす。
試験は今年4月から来年3月まで、茨城県つくば市のJA全農飼料畜産中央研究所で実施する。
両社では昨年1月から今年3月の間に準備実験として、脱脂ユーグレナの成分分析や採卵鶏を対象にした脱脂ユーグレナ入り飼料の飼養試験を実施し、産卵成績に影響しないことを確認している。