来年4月統合、効率化でコスト低減、海外事業を拡大

 製缶国内首位の東洋製罐グループホールディングスと2位のホッカンホールディングスは経営統合することで4月25日合意した。
 少子高齢化による人口減少で国内包装容器の需要が減る中、両社の製品仕様の共通化や調達物流の効率化でコスト低減を図る。海外事業を強化し、新たな活路を見出すのもねらい。
 東洋製罐の株主にホッカンの株式を割り当てる株式交換方式で、2017年4月にホッカンを完全子会社化する。両社合わせた連結売上高は9000億円規模。
 東洋製罐は飲料や缶詰などの食品の容器を幅広く製造販売している。