ハンドの設計製作工数を削減、新システムを提案
パレタイジング、デパレタイジングに最適な
「真空グリッパーシステム」
真空機器専門メーカーのシュマルツ（横浜市）は段ボールのパレタイジング、デパレタイジング向けに開発した「真空グリッパーシステム」を展示する。ロボットハンド全体の設計からテスト、製作まですべてシュマルツが請け負うことで、ユーザーの管理費の削減、納期短縮を実現する。「国際物流総合展2022」ではロボットによるデモンストレーションを初披露する。
最大の特長はハンドのサイズに合わせて標準化、モジュール化したパーツで構成すること。パーツは�〕諭垢併唆藩僖蹈椒奪箸房茲衂佞渦椎修福屮蹈椒奪伴萇佞瑛僖侫薀鵐検廖↓�各種アクセサリの搭載が可能な「ベースプレート」、��ワーク（段ボール）に合わせて長さや吸着面の種類（スポンジタイプ、真空パッドタイプ）が選べる「上部把持用グリッパー」、�ぞ緝�把持用グリッパーと合わせて使うことで、より安定した搬送を実現する「側面把持用グリッパー」（オプション）の４つ。
この側面を吸着把持する補助用グリッパーは最大２つまで追加することができる。側面吸着によって、ミシン目入りなど上面把持だけでは破損してしまう段ボールでも安定搬送を可能にする。
展示会ではこのほか、協働用ロボット向けの軽量真空グリッパー（最小400ｇ）を使ったロボット搬送の実演、片手操作で重量物をスピーディに搬送できる真空バランサー（搬送装置）の操作体験などを行う。ブースは東６ホールの６-202。
「真空グリッパーシステム」の構成パーツ
片手操作で重量物をスピーディに搬送できる真空バランサー、会場で体験できる