流通業向けにＡＩサービスを提供する�螢轡離廛�（大阪市、南谷洋志社長）は新サービスの「sinops−ＣＬＯＵＤ ＡＩ値引き」をこのほど提供開始した。スーパーで販売される惣菜や日配商品など賞味期限が短い商品の値引き販売を最適なタイミングと値引き率でサポートする。廃棄ロス削減と売上アップのほか、値引き業務の標準化や人手不足解消に貢献する。
過去の売れ行きデータや天気予報などをもとに、ＡＩが商品に応じた値引き率や値引きのタイミングを算出する。商品に貼付するラベルシールのプリンタと連携できるため、値引きしたい商品バーコードをスキャナーで読み取るだけで、値引き率の算出と値引きシールの発行までを一貫してスムーズに行える。ＡＩを活用することで、担当者に経験や知識がない場合でも属人化しない最適な値引きを実現できる。
シノプスが提供する「sinops−ＣＬＯＵＤ」シリーズは需要予測による在庫管理と可視化、最適な発注を自動化するクラウド型のサービス。売上げ400億円以上の小売業をターゲットに事業を展開しており、シェア率は17％を超える。