段ボールにFSC認証紙を採用

 日本生活協同組合連合会は2020年度末までに、コープ商品に使用する段ボールの50%を、国際的な森林管理認証制度であるFSC認証を受けた段ボールへ切り替えるため、4月から本格的に採用を開始する。プライベートブランド商品での本格採用は国内で初の取り組み。
 FSC認証は国際的なNGO、Forest Stewardship Council(R)(森林管理協議会)が運営する森林管理の認証制度。流通や加工プロセスも認証し、適切に管理された森林資源を使った製品であることを証明している。

    FSC認証が入った段ボール

 日生協は「2020年に向けた生協の新たな環境政策」を2010年発表し、環境の課題を人類の根源的課題と捉え、持続可能な社会の構築に取り組んできた。この取り組みの一環として、FSC認証を受けた商品をコープ商品の「環境配慮商品」の1つとし、取り扱いを進めてきた。FSC認証商品として「CO・OP ティシュ」と「CO・OP パルプロール シングル/ダブル」を2012年9月発売し、この認証を受けた紙パックを採用した飲料を2014年9月発売した。「今後も、FSC認証を受けた商品、牛乳パックなどの回収古紙を利用した商品など、環境に配慮した商品の開発、普及に積極的に取り組んでいきたい」としている。