オイシックスと「おかん」、共同で社食を開拓

オフィスおかんは、オフィス内に設置した低温ボックスに惣菜や
ご飯、スープ等を「置き薬モデル」で提供する社食サービス

 オイシックス(株)(高島宏平代表)と、オフィス向け“ぷち社食サービス”「オフィスおかん」を運営する(株)おかん(沢木恵太代表)が資本提携した。今後、事業提携に向けて協議を進める、とオイシックスが5日公表した。
 同社はおかんに出資し、オフィス向けサラダデリバリー(先月から事業開始)の導入先を拡大するとともに、同社商品を「オフィスおかん」へ卸すことによりサラダデリバリー以外でもオフィス需要を満たす。
 一方、おかんは調達した資金をもとに、主力事業のオフィス向け簡易設置型社食サービス「オフィスおかん」の利便性向上とサービス拡大を図る。
 オフィスおかんは、導入企業のオフィス内に設置した冷蔵庫・専用ボックスに惣菜、ご飯、スープ等を「置き薬モデル」で提供する“ぷち社食サービス”。提供品は無添加、化学調味料不使用、国産食材使用など、味だけでなく、健康・安心面にも配慮。社食を設置するよりも低コストで従業員に対する食事補助を実現できる。IT系のベンチャー企業を中心に導入が進んでいるという。同サービスの提供エリアは、東京都渋谷区、新宿区、品川区の一部。順次エリア拡大している。

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2014年6月11日号掲載