日水調査、手作り重視は結婚１年まで
日本水産は共働き家庭を対象に、新婚当初と現在の料理に対する心境の変化をこのほど調査した。新婚当初は手作り料理にこだわるものの、１年を過ぎると時短・簡単調理を積極的に受け入れるようになることがわかった。
対象は、事前調査で“ 新婚クッキング”（結婚当初の料理行動）の際に、料理に手をかけることにこだわった経験があると回答した20〜40代の共働き男女500名（男性41名、女性459名）。普段から料理を担当しており、夫婦ともに正社員、結婚１年以上。
新婚クッキングでは現在より料理に手をかけることにこだわっていた人が約６割と過半数。こだわりの内容は� 崋蟶遒蠅里�かずを１品以上必ず作っていた」（66％）、�◆屮譽肇襯函ξ篥狄�品は極力使わない」（42％）、��「一汁三菜を心掛けていた」（34％）など。
理由としては、手作りのおかず＝パートナーへの愛情だと思っていたという人が多かった。
その一方で「自分の時間が少ないと感じることがあった」人は約半数、「夫婦の時間が少ないと感じることがあった」人も４人に１人みられ、時間が犠牲になるケースが多かった。
ところが、７割が１年以内に「こだわらなくなった」と回答しており、１年以上こだわり続けた人は４人に１人に減少した。
今求めているのは「時短」、「栄養」、「野菜」
「今日のおかずレンジで
つくる青椒肉絲」
心境の変化について聞くと「レトルト・冷凍食品に頼ってもいいと思えるようになった」と回答した人が７割もいた。
最後に“新婚クッキング”のこだわりから解放されて夕食メニューに求める条件は� 崢翰�時間が短いこと」（72％）、�◆岷浜椒丱薀鵐垢�よいこと」（70％）、��「野菜が食べられること」（68％）の順で、「時短」は必須であることがうかがえる結果となった。
同社は今春、家庭用冷凍食品「今日のおかずレンジでつくる」シリーズで「青椒肉絲」、「回鍋肉」、「麻婆茄子」を発売しており、これらの商品を活用してほしい消費者層の意識を調査した。
同シリーズは野菜のトレーと、肉などの具の入ったソースのトレーが二重になっている新しい形態の商品。しっかりとした野菜の食感が楽しめることが特徴。