紙容器充てん包装システムの大手サプライヤー、日本テトラパック(東京都千代田区、ヘンリック・ハウゴー社長)は、200mlサイズの植物由来キャップ付き紙容器「テトラ・プリズマ・アセプティック200エッジ 植物由来ドリームキャップ26」を日本国内で初めてカゴメが採用したと発表した。カゴメは「野菜生活」シリーズ2品に採用し、10月6日から発売している。
容器の「テトラ・プリズマ・アセプティック200エッジ」は再生可能な資源を多く使用した紙容器。複層構造の無菌充てんによって、容器の中の飲料を常温で保存することができる。外観は8面体のユニークな形状を採用し、デザイン性が高いだけでなく、手に自然とフィットする持ちやすさを備える。
キャップの「植物由来ドリームキャップ26」はサトウキビの非食用部分から生成した高密度ポリエチレン(HDPE)製。従来の化石資源由来と同じ外観と機能性を保持しながら、CO2排出量を約3割削減するなど環境により配慮した構造を実現した。
カゴメはテトラパック社の植物由来キャップを「野菜生活100スムージー」シリーズで今年4月から順次導入している。今回新たに200mlサイズに採用したことで、植物由来キャップ付き紙容器が国内市場でも着実に広がっていくことを予想させる。
植物由来キャップ付き紙容器を採用した「野菜生活100 Care+ピーチ・アップルmix」(左)、
「野菜生活100 Care+アップル・ジンジャーmix」