ベトナムの新工場が稼働を開始
水産品はじめ冷凍フルーツの生産も
「サクラフード」の新工場
旭食品はベトナムの子会社「サクラフード」（ＳＡＫＵＲＡ ＦＯＯＤ、竹内慎代表取締役会長、佐々木豊輝社長）の新工場がこのほど稼働を開始した。今月から本格稼働に移る。
サクラフードはサーモンの寿司種をメインに業務用水産加工食品の製造・販売・輸出を手掛けてきたが、需要の増加によりカムラム県のスーヤオ工業団地に新設移転した。新工場では旧工場の倍の日産最大６ｔ、年産1800ｔの製造を予定している。昨年12月11日に竣工式を執り行った。
従業員の作業環境を考慮した近代的な設計で、地球･地域環境に配慮している。屋根一面にソーラー発電パネルを設置しており、使用電力の40％をソーラー発電でまかなえる。排水処理システム、節水循環システム、電解次亜水システム、冷却水循環システムも導入しており、衛生管理レベルも高い。従業員は水産物の熟練した加工技術を持ち、顧客の要望に沿った高品質製品の製造に対応している。
１万481�屬良瀉呂妨矯猯�200ｔ、製品100ｔの冷凍倉庫を設置している。建物6934�屐�工場4746�屐�従業員は311人。
有機ＪＡＳ認証を取得し、冷凍フルーツの加工製造も手掛ける予定。
「-55℃の超低温設備もあるのでまぐろやいかも取り扱うことができる。ねらいは水産加工品だが、自社製造なのでフルーツや凍菜の留め型もできる。売上げキャパは17〜18億円くらいだろう」（竹内紘之副社長）。
働く環境に配慮した新工場、熟練従業員が質の高い商品
を作る