岩手の水産加工場を再建

 双日は震災の津波被害で操業停止に追い込まれた岩手県大槌町の水産加工場を再建する。この工場は同社の子会社、双日食料水産が所有するもので、瓶詰めサケフレークなどを製造していた。
 工場は隣接する同県釜石市鶏住居町に移転させる。来月にも建設に着手し、来年2月に完成する予定。再開後は、瓶詰めサケフレークと業務用サケフレークを生産する。生産能力は年間1000t。 
 また、中国などの協力工場で委託製造していたシメサバの輸入も順次再開し、量販店などへの販売を強化する。 
 被災前の従業員を中心に、約100人を雇用する。2014年度までに売上高16億円を目指す。