年頭所感 日本食品機械工業会 尾上昇会長
食の多様化・個性化に対応 絶えず技術革新を推進

      尾上会長

 昨年末のデフレ宣言、需要不足が招く物価下落は企業収益を圧迫し、設備投資を減少させるなど日本経済全体に悪影響を及ぼしかねない。こうした国内景気の動向を受け、食品機械の販売金額は機種によって異なるものの、全体では前年を下回ると懸念している。
 食品業界は消費動向の急速な変化と相まって、多様化・個性化が進展。いかなる経済状況にあっても、食の安全に努めなければならない。このため、我々食品機械業界はユーザーである食品業界の動向を常に注視し、コスト削減や効率化を追求しつつ、絶えず技術革新を進めていく。それが安定した「食」の供給と、人々の豊かな生活の創造に貢献できるものと考えている。