食品素材・添加物専門展、20日から

 食品開発に必要な素材・原料・添加物に関する展示会「ifia JAPAN2009」が東京ビッグサイトで20〜22日開催される。最新の機能性素材を盛り込んだ製品・技術・情報が集まる。サブプライヤーとユーザーの商談の場となる専門展。健康食品を中心に展示する「HFE JAPAN2009」と同時開催する。
 好評につき昨年より規模と内容を充実させる。食の安心・安全対策の高まりを背景に、今年は「食の安心科学ゾーン」をさらに拡大。「農薬分析」、「微量分析技術の信頼性確保」、「HACCP・ISO22000」、「微生物検査と食中毒菌対策」など注目されているテーマを取り上げる。
 さらに、昨年から規格設定や新しい分析技術などの開発が積極的に行なわれている「カビ毒対策」についても今回新たに取り上げる。このテーマも来場者の関心を集めるものと主催者では考えている。
 期間中、出展社は素材・技術をマーケットに活かすプレゼンテーションも豊富に実施する。美容やメタボ対策に効果的な商品開発のセミナーを充実させる。また、有料講演会もある。22日には水産タイムズ社の辻雅司理事学術委員が「日本発・世界食品となったカニ風味かまぼこにおけるフレーバーの意義」と題し講演する。

 出展社は「ifia JAPAN」が400社、「HFE JAPAN」が100社。入場料は3000円だが、HPで事前に登録すると無料。両展で3万3000人の来場者を見込んでいる。