【年頭所感】
人間社会のプラットフォームとしてのロジスティクスの高度化に向けて
日本ロジスティックシステム協会 遠藤信博会長

      遠藤会長

 今年、当協会は設立25周年を迎える。この節目の年に、改めて「ロジスティクスコンセプト2020」のもと、新年度の活動を展開する。昨年設立した「ロジスティクスKPI推進部会」、「ロジスティクスIoT推進部会」の活動を深化させ、産業界が抱える課題を共有し、解決に向けた方策を検討、実行する。
 また、ロジスティクスに関する課題解決のための情報発信、技術交流の場である「ロジスティクスソリューションフェア」の規模を拡充して今年8月に開催すると共に、物流現場改善活動の活性化や、進展するグローバルロジスティクスへの対応、ロジスティクスの高度化を担う幅広い人材育成に向けた能力開発支援事業等にも取り組む。
 本年も当協会は、ロジスティクスナショナルセンターとして、荷主と物流事業者との連携によりロジスティクスの高度化を推進する経済産業省と物流生産性革命を掲げ、様々な切り口からプロジェクトに取り組む国土交通省など、関係各省庁の施策と歩調を合わせて、産業活動の発展と国民生活の向上に向け、全力を挙げて課題に取り組む。