食品工場向けイオン発生機、節電・衛生面で効果ＰＲ
シャープは食品工場などで浮遊菌の抑制やにおい対策、節電効果のある「大スペース用 天井埋め込み型プラズマクラスターイオン発生機」を７月上旬から発売する。
プラズマクラスターイオン発生機
同社が垂水市漁協（鹿児島県垂水市）と共同で行なったイオン発生機の実証実験では、水産加工場（約360�屐貌發隆浜�温度を従来の15℃から17℃に２℃上げても浮遊菌を抑制し、高い衛生環境を維持できることを確認。年間で約173万円の電気代の節約につながったという。ヤマホンベイフーズ（宮城県牡鹿郡）の水産加工場が４月から先行導入している。
先行導入したヤマホンベイフーズ
東京電力の電気料金値上げを受け、食品工場では節電対応が急務となっている。しかし、工場内の管理温度を高めに設定すると、温度上昇による菌の増殖を招くため、対策が課題となっている。
本体価格（工事費別）は41万7900万円。約35�屐別�21畳）、天井の高さが３ｍ以下の空間に１台が目安。
シャープの業務用イオン発生機の売上高は現状約60億円。大スペース用イオン発生機を食品加工業者や外食産業、スーパーなどに売り込み、月産500台の受注生産を目指す。
食品工場がプラズマクラスターイオン発生機を導入する
事例が年々増えている。写真は「空調ダクト収納型」
（５月末本格稼働した静岡県富士市の給食事業者ひかり（株）のセントラルキッチン）