ケンコーマヨネーズは東京海洋大学で2013年10月から開設している「サラダサイエンス(ケンコーマヨネーズ)寄附講座」の公開シンポジウム「サラダと健康」を同大学品川キャンパスで30日開催した。学生や卒業生、研究者、協力会社などから約60名が参加した。
食品メーカーに勤める同大卒業生も聴講した
サラダと野菜についての知識を深め、健康との関わりについて探ることを目的に開催。当日は研究者がじゃがいもの有効成分や、米糠・小麦の外皮に含まれる「フェルラ酸」の効果などを報告した。
同社からは島本国一常務執行役員商品開発部門長が「サラダの歴史と健康 今の社会が求めるもの」、サラダ研究所の西田毅氏が「食品企業におけるサラダ研究」と題してそれぞれ講演した。
「サラダサイエンス(ケンコーマヨネーズ)寄附講座」は東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科内に2013年10月設置された。期間は18年9月まで。総額1億2500万円。食品や食品を構成する成分に対し、生物的・物理的側面を加えつつ科学的に解析する。得られた成果は、し好性だけでなく、栄養性や安全性に富む食品供給に生かすことのできる優秀な人材の教育と輩出を目的としている。