工場の担当者が「合わせマヨ」のおすすめレシピを紹介
キユーピーは見学施設「マヨテラス」(東京都調布市)と全国4工場をつないだオンライン見学会を2月23日開催した。3月1日の「マヨネーズの日」を前にした食育活動の一環。参加者は約150組に上った。
「マヨテラス」を中心に五霞工場(茨城県五霞町)、挙母工場(愛知県豊田市)、神戸工場(神戸市)、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)を中継でつなぎ、マヨネーズの歴史や、原料と製造のこだわりなどをリレー形式で伝えた。
参加者はチャットでコメントを入力し、各工場の案内担当者がそれに答えながら進行した。家庭で作れる裏技レシピの紹介のほか、マヨネーズに調味料や食材をプラスして楽しむ「合わせマヨ」の人気投票も行った。
1位に選ばれたのは五霞工場が紹介した干し芋とマヨネーズのレシピ。このほかオレンジママレード(マヨテラス)や八丁味噌(挙母工場)、かつお節(神戸工場)、海苔(鳥栖工場)なども紹介し、参加者からは「自分では思いつかないものが多くてびっくり。自宅時間が増えたので子どもとぜひやってみます」との声が寄せられた。
新型コロナの影響で通常の工場見学が実施できない中、キユーピーは昨年秋からオンライン社会科見学会に取り組み、ノウハウを積み上げてきた。
今回のイベントでは複数拠点を中継でつなぐなどオンラインの特性を活用し、新たな見学スタイルの可能性を探った。キユーピーは「担当者たちが試行錯誤しながら取り組んできたことを発揮する機会になった」とし、今後もオンラインによる食育活動を続ける。
参加者が「合わせマヨ」を楽しんでいる様子