中国でセントラルキッチンの運営会社設立

 カゴメは中国無錫市で展開するオフィス給食事業を強化するため、セントラルキッチンを運営する「可果美(無錫)食品有限公司」の現地での事業者登録をこのほど完了し、設立した。2012年5月から稼動開始する。
 中国のオフィス給食事業は、今後大きな変化が来ると予想されている。同社はオフィスの毎日の食事を直接提供することで、市場のニーズに即した事業展開の機会を捉えるため、今年3月に「可果美餐飲管理(無錫)有限公司」を設立し、無錫市で3店舗体制でオフィス給食事業を展開している。
 店舗は従来から現地にあるオフィスワーカー向けレストランとは違い、清潔感のある内装などが好評という。数年後に50店舗の展開を予定しており、今後はセントラルキッチンシステムを採用して安心・安全を継続的に確保し、原価を低減させて事業の拡大をめざす。
 調達や調理の機能集約による店舗オペレーションの負担を軽減し、品質の一貫性を確立することで、スピーディな店舗展開を可能とする。
 中国は事業分野別許認可制のため、オフィス給食事業を展開してきた「可果美餐飲管理(無錫)有限公司」とは別に、セントラルキッチンを運営する新会社を設立したとしている。