リヴァックスは未開封飲料のリサイクル処理サービスがエコプロダクツ大賞のエコサービス部門で審査委員長特別賞(奨励賞)を受賞した。飲料はバイオマス燃料の原料に、容器はマテリアルリサイクルや固形燃料にリサイクルするシステム。
リサイクルの前工程として、梱包資材の段ボール類を除去し、容器の種類別に商品を分別する。パレットは返却不能、段ボールは製紙原料としてリサイクルする。
未開封の商品を破砕機に投入し、容器と中身の液体を分離する。社名・ブランド名入りの容器は破砕処理、液体の飲料は地下ピットに一時保管する。4tトラック1台分の処理時間は15分。大量の廃棄商品処理にも対応できる。
液体の飲料は濃縮処理後、バイオマス燃料の原料として使用する。燃料は化石燃料の代替燃料として製紙会社やセメント会社で活用される。このバイオマス燃料は有機性廃棄物100%が原料であり、カーボンニュートラルな燃料となる。
破砕処理後の容器(缶、ビン、紙パック、ペットボトル)は、容器の種類別にマテリアルリサイクルや固形燃料としてリサイクルする。そのため、廃棄商品の100%リサイクル(ゼロエミッション)が実現可能となる。
表彰式はエコプロダクツ展(東京ビッグサイト)の会場で10日に行われる。