三菱地所と包括協定を締結

 鮮魚流通のCSN地方創生ネットワークは三菱地所を引受先とする第三者割当増資をこのほど実施し、包括協定を締結した。
 CSNは羽田空港内にある物流センターを活用し、三菱地所グループの分譲マンションの入居者に鮮魚を宅配サービスしたり、同グループが運営する商業施設やホテルの飲食店などのテナント向けに鮮魚を卸売りする計画を描いている。

        羽田鮮魚センター外観

 包括協定の連携第1プロジェクトとして、CSNの鮮魚宅配サービスを、三菱地所レジデンスらが分譲するマンション「ザ・パークハウス 白金二丁目タワー」で導入する。
 CSNは羽田空港の制限区域内に「羽田鮮魚センター」を持つベンチャー企業。全国で水揚げした鮮魚を漁師から直接仕入れ、空輸で「羽田鮮魚センター」に集約して加工・仕分けを行い、最速のルートで国内外の飲食店、小売店、個人宅へ配送する新たな流通サービス羽田市場「超速鮮魚®」 を運営している。 
 また、漁港や漁師の情報が見えるトレーサビリティを業界に先駆けて実践し、「安心・安全・おいしい」商品の提供を行っている。