サラダの消費期限延長、洗浄に特殊技術

 サラダクラブがパッケージサラダの主力2品の消費期限を1日延長することができたのは、親会社キユーピーの特許技術と、同社の独自の工夫のかみ合わせが成功したため。

   野菜の細菌繁殖曲線

 キユーピーの特許「野菜にやさしい製法」は野菜本来の抵抗力を活かし、なるべくダメージを与えないように洗浄する方法。洗浄はカット前とカット後の2回。カット後洗浄はカット前よりやさしく行うことで、野菜のダメージを減らす。カットする際は水を注ぎながら行う。
 通常で洗浄しカットした製造日から4日後と、特許技術によるカット製造日から5日後の野菜の細菌数はほぼ同程度、という。
 またサラダクラブでは工場で原料野菜の受け入れから生産、出荷、販売する小売店までのコールドチェーン(低温管理)を徹底することで、鮮度と品質の持続を図っている。生産ラインでは野菜に合わせた機能性のある包装フィルムを採用。酸素濃度も調整し、酸化による変色を抑制し、臭気を低減している。