日本初の食品ナノテク国際会議開催、FOOMAで

 6月に開催される「FOOMA JAPAN2010」で今回の企画の1つして、「日本で初めて食品ナノテクノロジーの国際会議を開催する」と事務局はこのほど明らかにした。
 ナノテクノロジーは物質をナノメートル(10億分の1メートル)のスケールで制御する技術。ナノテクはコンピュータを小型化する半導体分野などで知られており、この技術を食品に応用する技術が進んでいる。
 例えば、穀類を微細な粉にする、食中毒菌や毒物の検出、食品を酸素や水蒸気などから保護する包装などの活用に大きな期待が寄せられている一方で、実用化にはまだ課題もある。
 「各国から専門家を招いて開催する食品ナノテク国際シンポジウムは、食の安全・安心を堅持し、食技術をさらに進歩させる、未来に向け非常に意義のあるシンポジウムとなる」と事務局は呼びかけている。