買い物が変わる!? 電子レシート実証実験を開始
東芝テックは電子レシートの社会インフラ化に向けた実証実験を小売店舗と協力しながら東京都町田市内で13〜28日実施する。店舗は市内全域のミニストップ、ウエルシア薬局、ココカラファイン、東急ハンズ、三徳、銀座コージーコーナーの27店舗。電子レシートの標準化をめざしたもので、経済産業省が主催する「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の一環として東芝テックが受託した。
同社が開発した「スマートレシート」をベースに使う。「スマートレシート」は購買商品の明細を電子化し、その内容を電子レシートセンターがデータとして預かることで、消費者はスマホなどですぐに確認することができる仕組み。ペーパーレス化で消費者は自分の購買履歴をいつでも確認でき、店舗は紙のレシート発行で生じるコストや環境負荷を減らすメリットがある。
検証内容は主に�ゞ伴鏘搬屬琉曚覆訶絞泙脳暖饉圓�買い物をしても標準化された電子レシートを受け取ることができるか、��電子レシートデータを家計簿管理、健康管理アプリに利活用できるか、�５ぞ櫂如璽燭篥絞泙離札鵐機璽如璽燭鮗�集して電子レシートデータと組み合わせて分析できるかなど。
利用客は事前にダウンロードした無料専用アプリのバーコード画面をレジでスキャンすることでレシート確認ができる。また、家計簿アプリに電子レシートを取り込むこともできる。
成熟化した消費社会では好みが多様化し、消費を拡大させることは難しい。電子レシートで集めた買い物データを蓄積できれば、企業にとっては業種業態の枠を超えた消費内容を示す貴重な情報となる。同社は「正確な消費者理解にもとづいて商品開発やサービスの提供が可能となる」としている。
電子レシートアプリの画面イメージ