高純度ウォッカのチューハイ好調、販売目標を上方修正

サッポロチューハイ99.99、新フレーバーのグレー
プフルーツ味を11月13日から販売開始

 サッポロビールは「サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)」の販売数量が11月29日の出荷で年間販売目標200万ケース(250m×24本換算)を達成したと発表した。同社のRTD(レディー・トゥー・ドリンク)商品では歴代最速。この販売好調を受けて年間販売目標を当初計画から4割増の280万ケースに上方修正する。
 フォーナインは純度99.99%の高純度ウォッカを使用したクリアな味わいと飲み飽きないスムーズな飲み口が特徴の新しいタイプのチューハイ。「甘くないので飲みやすい」、「アルコール9%なのに後味にアルコール臭が残らない」、「食事に合わせやすい」などとして、30〜40代の男性中心に人気を集めている。
 近年のRTD市場の拡大は缶チューハイがけん引しており、特に最近は「甘くない」、「高アルコール」の辛口商品を中心に食中酒としての需要が増加している。各種調査でも市場拡大は続くとの見方が強い。