楽天グループと西友は「楽天西友ネットスーパー」の物流センターを千葉県松戸市に新設する。保管アイテム数をこれまでの2万から最大5万に増やすなど、同ネットスーパーでは最大規模になる見通し。EC需要の拡大に対応する。
不動産開発会社から物流施設の全フロアを賃借し、BTS型で稼働する。4階建て、延床面積約2万1500坪。管理温度は常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で、4〜5万アイテムを保管できる。搬送などの自動化設備を導入し、作業の効率化を図る。稼働は2023年上期を予定している。
これまで首都圏内の配送は千葉県柏市や横浜市の物流センター、実店舗から行っていたが、新設の物流センターを稼働すれば首都圏の供給能力が高まる。当日配送枠も広げる。
「楽天西友ネットスーパー」は2021年1〜3月の売上げが前年同期比29.9%増、4〜6月は28.4%増と大きく伸びおり、コロナ禍でECが生活基盤として定着したことを示している。
2022年1月竣工予定の新物流センター外観