Ｆ-ＬＩＮＥ（東京都中央区、深山隆社長）は次期社長に味の素の本山浩常務執行役員食品事業本部副事業本部長（60歳）を内定した。６月22日開催予定の定時株主総会、取締役会を経て就任する。深山社長は退任する。
Ｆ-ＬＩＮＥは組織改定を行い、新組織の概要を発表した。加工食品事業本部などを統廃合して「常温」、「低温」の温度帯別事業本部を新たに立ち上げた。主な改定内容は次のとおり。
４月１日付。▽加工食品事業本部を廃止し、常温事業統括組織の常温事業本部を新設▽同本部に常温統括部を新設▽常温統括部に企画、管理グループを新設▽加工食品事業本部第一事業部を廃止し、常温事業本部第一事業部を新設▽同第二事業部を廃止し、同第二事業部を新設▽同調達物流事業部とカスタム物流事業部を統合し、同第三事業部を新設
▽低温・外食事業と流通事業統括組織の低温・流通事業本部を新設▽低温・流通事業本部に企画管理グループを設置▽低温・外食事業部を廃止し、低温・流通事業本部第一事業部を新設▽同第一事業部にチルドグループを新設▽流通事業部を廃止し、低温・流通事業本部第二事業部を新設
Ｆ-ＬＩＮＥは芸北急送��（広島市、竹本昭法社長）の株式33.4％を４月１日付けで取得したと２日発表した。同社は株式の取得理由について「中四国エリアでの実配送機能の連携強化を図り、持続可能な物流ネットワークの構築を進めるため」としている。
芸北急送は乳製品などの中国地区向け地場配送や大型冷蔵車による幹線輸送を手がけるほか、飲食料品の共配体制を構築している。資本金1000万円。同社のホームページによると従業員数は147名（2020年10月）、車両台数は102台（同年９月）となっている。