自動清掃ロボット、商業施設で先行稼働

床洗浄機「RS26 powered by Brain OS」

 ソフトバンクロボティクスは自動運転技術を活用した床洗浄機「RS26 powered by Brain OS」を今夏から国内で新発売するのに先立ち、商業施設や駅などで5月1日から稼働を開始した。
 床洗浄機はSoftBank Vision Fundが投資しているBrain Corp社(米)の自動運転技術(Brain OS)を搭載している。初期設定として清掃エリアを手動運転して地図を作成し清掃ルートを記憶する。記憶した後は、スタートボタンを押すだけで、構築した地図データをもとに複数のセンサーが周囲をスキャンして人や障害物を避けながら清掃ルートを自律走行する。
 今回、先行して稼働を開始した施設はアリオ亀有(東京都江東区)、大阪駅、阪急西宮ガーデンズ(兵庫県西宮市)、ゆめタウン廿日市(広島県廿日市市)。
 ソフトバンクロボティクスは2015年から法人向けにPepper for Bizを提供しており、小売、レストラン、ホテル、病院など幅広い業界で接客ロボットとして活用されている。接客ロボットの次の領域として業務用清掃ロボット事業に参入し、清掃業界の課題である慢性的な人手不足の解決に取り組む。