「日本甘味研究所」設立、ユーザーの商品開発支援

 総合澱粉メーカーの日本コーンスターチは人工甘味料や糖類、味質を専門的に研究する「日本甘味研究所」を設立した。
 近年、ダイエットブームで「カロリーゼロ」、「カロリーオフ」などのゼロ系飲料に注目が集まっていることから、様々な人工甘味料・糖類・味質を専門的に研究し、取引先メーカーの用途開発を支援するため、無料で研究員の派遣や相談に応ずる。これにより、食品メーカーは甘味料の組み合わせの研究開発などの要員を新たに増やすことなく経費の軽減が図れる。
 カロリーゼロ飲料市場は急速に市場が拡大しているが、ゼロ系飲料にはさらにもう一段上のおいしさが求められており、味質のさらなる発展のニーズに対応することで、清涼飲料やカキ氷のシロップ、アイスクリーム、アイスキャンディー、チョコレート、キャンディなどの新製品開発や、広く一般の食品向けなどに役立てる。