HACCP実践研究会は「食品加工場の空間汚染の実態とその除菌対策」をテーマにセミナーを都内で6日開催した。食品メーカーの工場関係者など50名が参加した。
本間副会長
本間忠雄副会長はセミナー開催の主旨を次のように説明した。
「食品工場の環境基準は1979年(昭和54年)に厚生省から通知された弁当と総菜向けの衛生規範が始まり。その後漬物や生洋菓子、セントラルキッチン、生めん類まで広がり、食中毒の発生を未然に防止するための指針として定められ、清浄ゾーンと汚染ゾーンの区別は“落下菌”の数によって判断されるようになった。1995年(平成7年)に改正があり、生めん類工場の判断基準で初めて“浮遊菌”について触れられたものの、食品業界は依然として落下菌を判断基準にしている傾向がある。
しかし、清浄ゾーンの環境度を落下菌数だけで判断することは非常に危険である。そこで当会は空間除菌の専門家、食品メーカーの協力を得て、今まで触れてこなかった食品加工場内の空間の汚染状況について調査し、空間除菌の重要性が急務であることがわかった。
今回の研修会で汚染の実態を報告するとともに、その改善策をともに考えていきたい」。
食品メーカーの工場関係者など50名が参加した
【HACCP実践研究会】
〒101−0032東京都千代田区岩本町1−1−4サンサイド岩本町ビル2F
TEL:03−5856−2039 FAX:03−5856−2041
http://www.haccp.gr.jp/ info@haccp.gr.jp