二酸化炭素ガス検知器「BW Solo」
物流マテハン機器のグローバル企業、日本ハネウェル(東京都港区、藤井康社長)はポータブルタイプの二酸化炭素ガス検知器「BW Solo」シリーズを発売開始した。ドライアイスなどから発生する、人体に有害な二酸化産炭素を検知して警告する。物流現場で働く作業員の安全対策に貢献する。
日本ハネウェルによれば、低温輸送に欠かせないドライアイスの需要が高まっている一方で、ガスの事前検知ニーズも増えているという。二酸化炭素が過剰に排出されると、酸素不足による窒息症状を引き起こし、脳や心臓に大きなダメージを与える可能性がある。
同社は化学プラントなどの重工業用にガス検知器を提供してきたが、物流の現場でも簡単に使えるよう、小型・軽量のガス検知器を開発した。ワンボタンで操作できるシンプルなデザインを採用したほか、作業着にグリップで装着するだけで使えるようにした。製品保証は3年間と耐久性も高い。
一定量の二酸化炭素を検知するとアラームを鳴らし、作業者に一時退避を促す。低温貯蔵施設やドライアイスを大量に使用する物流現場などで効果を発揮する。
「人の呼気から出る二酸化炭素の検知による密の確認にも利用できる」(同社)。
生鮮食品やコロナワクチンの低温輸送の需要拡大でドライアイスの利用量
が増えている