ハイブリッドクーリングシステムなど出品
前川製作所はＦＯＯＭＡ2010でブース正面に地球を氷で覆ったオブジェを飾り環境問題を訴える。
実機展示は�．魯ぅ屮螢奪疋�ーリングシステム�■達錬嫁�風ヒートポンプ「ＭＡＹＥＫＡＷＡエコシロッコ」�Ｇ清肇蹈椒奪函屬い舛桓�穫ロボット」の３点。
ハイブリッドクーリングシステムは「サーモジャックフリーザー」と冷凍ユニット「NewTon F」の組み合わせ。一次側はアンモニア、２次側はＣＯ２冷媒を採用し二酸化炭素排出量削減、省エネ、ノンフロンを同時に実現していることを訴求する。
サーモジャックフリーザーは従来のエアブラスト式フリーザーに衝突噴流を加え、冷却・凍結時間を大幅に短縮した連続式急速凍結装置。新たにスリット無段階調整装置を装備し、下部スリット引き出し構造を採用。可動式下部スリット導風ダクト構造の採用により洗いやすい構造にした。
ＮewＴon Ｆは高効率ＩＰＭモーターにより高ＣＯＰを実現したアンモニア専用冷凍ユニット。コンパクトで高性能。さらにインバーター採用により、負荷変動時の省エネ性能も向上している。
エコシロッコ
「エコシロッコ」は温排水から熱エネルギーを回収し熱風を供給する装置。ヒートポンプでは困難とされていた120℃の熱供給を実現した。産業用で供給能力は110kワット。水熱源型のため、冷温同時供給に容易に対応できる。冷温熱同時供給ではより高効率運転が可能となる。
熱源水入り口温度は−４℃から＋37℃まで対応する。クーリングタワーの冷却水を熱源とした排熱回収運転や熱風の供給を行なうと同時に、７℃の冷水を供給する「冷温同時取り出し運転」が可能。燃焼工程が全くないため、火の気がなく安全で、窒素酸化物の排出量もゼロ。
隣接ブースの大河原製作所が同製品を組み込んだシステムを販売していることもあり、エコシロッコは同社とコラボレーション展示となる。
農業ロボット
農業ロボットは、イチゴの収穫作業を支援するタイプを展示する。昨年は「リファレンスハードウエア」としてアーム部分を展示し、用途を絞らず、様々な可能性があることをアピールしたが、今回は未明に行なういちごの収穫作業を軽減するという具体的な提案となる。
このほか、パネルで「エコキュート」や連続凍結装置「マルチレイヤードフリーザー」の提案も行なう。
さらに、今回、初の試みとして、同社の装置が実際に稼動している設備等をリアルタイムで中継し、ブースで放映する。ワインの試飲サービスも行なう。
11日の出展者プレゼンテーションに参加し、「わたしたちが考える食品工場の生産コスト削減」をテーマに、環境問題にも触れ、「ＣＯ２排出−25％というコンセプトでマエカワが低炭素、省エネ、省力等で改善できることを訴求する」（同社）。