水産タイムズ社冷食タイムス編集部では有力冷凍食品メーカーの生産担当役員に、共通する課題にどう取り組むかという内容の調査を実施した。
共通する課題は、コスト高対策、工場の老朽化、フードディフェンス対策――など様々ある。
最大の課題であるコスト削減については、生産現場の業務改善を多くのメーカー生産担当役員が指摘しているが、直面する人手不足対策も併せ、自動化・機械化の推進という流れも明確に浮き彫りとなった。
フードディフェンス策については、各社の手法が異なるが、取り組みを進めている実態が見える。
生産担当役員として「最重点とする課題」という設問については、複数の生産拠点を展開する大手が「再整備・再編」を挙げており、これに関連して2015年度に新工場建設、あるいは増改築計画を持っているメーカーが多いことがわかった。
脱フロン対策の実態も今回初めて各社共通設問としたが、保有する国内フリーザーの脱フロン化が半数を超えているところは1社もなく、作業は2020年に向けてこれから本格化する、という実態が見えた。
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