冷凍食品のミシュランをめざす、認証制度を始動
特殊冷凍技術を活用したビジネスモデル「Freezing as a Service」を展開するデイブレイク（東京都品川区、木下昌之社長）は高品質な冷凍食品であることを同社が保証する認証制度「アートロックフローズン認証」を開始した。
同社は流通大手や外食大手との取引実績が豊富にあり、冷凍ノウハウのレベルの高さは広く知られている。同社が品質を保証することで商品価値が高まり、販路開拓につながることが期待できる。
認証取得第１号は高級中華惣菜のデリカテッセン横浜桂林��（東京都千代田区、森下雅由社長）が製造する特殊冷凍食品「アートロック中華」。厳選した素材やおいしさを追求したオペレーション、見栄えを意識した新発想のパッケージを高く評価した。横浜桂林はこれまで惣菜売場では実現できなかった「できたてのおいしさ」を届けたいとの思いで開発したという。
特殊冷凍食品「アートロック中華」のメニューの１つ「角煮入りあんかけ焼きそば」
ラインアップは「桂林チャーハン」（税抜1300円）や「大海老チャーハン」（同1800円）、「角煮入りあんかけ焼きそば」（同1500円）など６品。東京の池袋西武店「桂林」で30日発売した。
今回の認証制度はデイブレイクが独自に立ち上げた。特殊冷凍技術の活用を前提に、�／�材選定から�∩綾萢�・加工�Ｅ犒覘な欖畢ゲ鯏爐忙蠅覲胴�程で評価項目を設定。審査は全項目の基準を満たすことに加え、デイブレイク社内外の有識者による味、見た目の評価から総合的に判断する。
デイブレイクはミシュランガイドの星評価のように高品質な冷凍食品であると誰もが認識できる「称号」をめざすとしており、将来的には認証取得商品のセット販売や共同輸出も視野に入れる。
アートロック中華の製造工程イメージ、上段は「大海老チャーハン」