新型「ラックBoxスチーマー」発売

 レオン自動機が発売する新型「ラックBoxスチーマー」(特許申請中)が製菓・製パン業界で注目を集めている。自動パンニングされたトレイを自動で1枚ずつラックに差し込み、そのまま蒸しあげることができるスチーマー。
 同社の包あん機「火星人CN500+コンパクトパンナー」を接続することで、成形からパンニング、トレイのラック差し、蒸し上げまでの全工程が自動化できる。担当者が1人でも十分な生産管理が行なえる抜群の操作性が特徴。

 同機は、蒸気バブルの調整や上部排気ダクトの開閉による温度調整に加え、スチーマー内部に取り付けた側面ダクトの効果により、庫内に均一な熱対流を起こす。そのためラック内の全ての製品をムラなく均一に蒸し上げることができる。蒸し工程の中で、必要な時に必要な蒸気量を2段階に分けて供給でき、製品に応じた条件で蒸すことができる。
 蒸気は有効に活用され、経済的にも優れている。ラック単位で蒸し上げるため、露滴による製品ロスがほとんどない。蒸し上がり直後のラックをスチーマー出口のラック搬出装置上でクーリングすることで、ラック移動時のわずかな露滴も防止する。

 見やすいカラータッチパネルにより、パンニング列数やラック差し枚数、蒸し時間などの設定が簡単に行なえる。設定した生産データは製品ごとに登録でき、データを呼び出すだけでいつでも同じ条件で生産できる。また生産中のラック差し状況や庫内温度、残り蒸し時間などもモニタリングでき、品質管理も万全。

レオン自動機の新型スチーマー