イズミヤは惣菜製造の子会社デリカ・アイフーズの工場を改修し、生産能力を拡張、1日本格稼働した。従来多層階だった加工場を1フロアに集約し、生産効率を向上させた。新たな商品開発を進め、夕食宅配弁当事業の拡大に対応する。
イズミヤ各店で取り扱っている惣菜商品などのアウトパック化や半製品化を同工場が担うことで店舗の作業軽減を図るとともに、店内のインストア加工で付加価値を高めた商品の開発に注力する。
同社は中期経営計画の一環として、新たな利益を創造するための仕組みづくりに着手、ロジスティックス改革に昨年から取り組んでいる。今回の惣菜工場の開設を皮切りに、低温センターを8月末に改修を終え9月から稼働する。食品プロセスセンターは、11月に農産、翌14年3月から畜産、水産の加工を開始する。
プロセスセンターには、野菜のカット機やスライサー、畜肉・水産加工品の包装機を導入。加工済み商品を店舗へ配送することで、店舗の加工作業を軽減し、売場づくりに集中する。