設備、機器、技術が集まる複合展示会、26〜28日

 食に関わる設備や機器、技術が集結する複合展示会「フードシステムソリューション2011」が東京ビッグサイトで10月26〜28日開催される。

昨年の様子、最新の設備や機器が集結する

 学校・病院福祉食の設備や機器の「学校・病院給食設備展(SCOT)」、食材や食品を扱った「給食・介護食品フェア(SCAT)」、食の安全技術の専門展「フードセーフティジャパン(FSJ)」、飲料技術の専門展「飲料製造技術展(BEVTEC)」、注目の米粉ビジネスに焦点をあてた「米粉ビジネスフェア(POWREX)」の5つの専門展示会で構成する。
 157社が出展。3万5000人の来場を見込む。入場料は税込1000円(招待券持参者・ウェブ事前登録者は無料)。

各種セミナーを充実

今年もセミナー内容を充実させる
(写真は昨年の様子)

 5つの展示会では併催企画として、それぞれセミナーを開催し、課題解決の手立てを提供する。
 「SCOT」と「SCAT」では「ソリューションセミナー」を開催する。震災時の給食調理場の役割や被災地、病院、施設で役立つ栄養ケアプランなど大震災で得た教訓を共有する。
 「FSJ」では前回好評を博した「フードセーフティセミナー」を今年も開催する。キユーピーやニチレイフーズなど大手食品メーカー、イオンや日本生活協同組合連合会など流通業が自社のトレーサビリティや品質管理について講演する。また、日本食品分析センターと日本適合性認定協会が放射線量測定について講演する。
 「BEVTEC」はPETボトルリサイクルの現状や容器包装の3R推進状況など最新の情報をテーマに開催。キリン、サントリー、コカ・コーラなどの飲料メーカーが自社の取り組みを発表する。
 「POWREX」では日本穀物検定協会の萩田敏参与が「米粉麺はこれだ!〜日本の新しい食文化〜」と題し、米粉製品が多様化する中で、新しい利用方法として技術革新が進んでいる「麺」に特化して講演する。