倉庫管理システム「ORBIS-VI」の機能を強化

 IT ソリューションプロバイダの日本システムウエアは、短期間で効率的な物流業務を支援する倉庫管理システム「ORBIS-VI倉庫管理」の機能強化版を4月25日提供開始した。
 同社のIoT/M2Mサービスのノウハウを活かし、物流KPIの分析元となる各種実績情報を、ハンディターミナルやORBISクライアントから自動収集し、BIツールで分析できるようにした。これにより、人時生産性や保管効率などの業務的な分析をBIツールで可視化でき、適正な作業員配置や異常在庫の早期発見など、さまざまな課題を把握できる。
 また、OCRハンディターミナルへの対応や入荷実績登録、分納、マルチピッキング、その他ハンディ機能の拡張、ロット逆転防止や出庫止めロットを考慮した引当など、大手〜中堅倉庫業や製造業向けに特化した機能も充実させ、庫内作業効率化と物流品質を向上できる。
 「ORBIS-VI倉庫管理」は30年以上にわたり200社400ライセンス以上の導入実績があり、物流業務の業務改善や生産性向上を推進してきた。今回は導入企業の物流改革を強力にサポートする物流KPI分析機能の実装と、製造業向け機能の強化を図った。今年度は30件の販売をめざす。