原材料調達や物流などで共同事業

 紀文食品とカネテツデリカフーズは業務提携契約を締結した。「新たなビジネスシナジーの創出、水産ねり製品メーカーとしての存在感及び企業価値の向上」が主なねらい。
 提携により2社は、(1)品質保証や食の安全、(2)原材料と資材の調達、(3)物流――の3つの分野で共同事業を展開する。2社はそれぞれの得意分野を生かし、相互の経営資源をより積極的に活用する。今後は「業務提携を一層強固なものとし、広く両社グループの事業展開領域で協同関係が構築できるように協議を続け、水産ねり製品市場を中心とした需要の拡大を図っていく」としている。
 ねり製品メーカー最大手である紀文食品の売上高は609億円(2014年3月期)。カネテツデリカフーズの売上高は106億円(2013年9月期)。